荻野さんに卒業認定書=学部長ら両親に手渡す−千葉大生殺害事件・兵庫

 千葉県松戸市で昨年10月、千葉大園芸学部4年荻野友花里さん=当時(21)=が殺害された事件で、菊池真夫学部長(65)が16日午後、指導教官や友花里さんの友人とともに、兵庫県稲美町の実家を訪れ、両親に卒業認定書を手渡した。 父親の卓さん(60)は千葉県警を通じ「学長や大学職員の皆さまに心から感謝します。わざわざ学部長、担任の先生、友人がお見えになられ、友花里も喜んでくれたでしょう」などとコメントした。 菊池学部長は、指導教官1人と学生3人で訪問。友花里さんの遺影の前で文面を読み上げた後、卒業認定書を渡した。卓さんは涙ながらに受け取ったという。 卒業認定書は、大学で十分に単位を取っていたものの、卒業を目前に亡くなった人などに交付される。学位と同等の価値があるという。 

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